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【予約販売】Artek (アルテック) / ペンダントランプ A330S ホワイト

¥68,200

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 「ゴールデンベル」という愛称で親しまれるペンダントライト。その姿は灯りがともっていてもいなくても、 まるで彫刻のように美しい佇まいをしています。 接合を施さない一つの真鍮は、下に向かった開口部から光が放たれることにより眩しさを抑え、シェードに刻まれた穴から光が輪のように分散されるよう機能的にデザインされています。 1936年に考案され、翌年、パリ万博のフィンランドパビリオンで発表されました。ヘルシンキにあるサヴォイレストランの内装に現在でも使われています。機能的な構造から放たれる温かく柔らかな光とフォルムの美しさは、まさにアルヴァ・アアルトの哲学を体現した姿といえます。
空間や灯りのイメージに合わせて、ひとつだけを吊るすことも、複数を並べて配置することもできる照明、ペンダントランプ。
アルテックのペンダントランプには、欠くことのできない、ふたつの大切な要素があります。一つは、灯りのあるなしに関わらず、まるで彫刻のように物体としての美しさと存在感をたたえるものであること。もう一つは、光を拡散させる構造によりまぶしさが抑えられ、柔らかい灯りとなって放たれること。そのふたつを兼ね備えているからこそ、アルテックのペンダントランプは、いつでも心地良い夕暮れのような優しく温かな光で空間を包んでくれるのです。

サイズ:17x17x20cm、全長100cm(器具込み)
素材:シェード:スチール(ホワイト塗装仕上)、内面ホワイト塗装仕上、ホワイトコード、引掛シーリング
E26 LED電球 40Wタイプ(付属)



 アルテックは1935年、アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人の若者により「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的に、ヘルシンキで設立されました。
アルテックという社名は「アート(芸術)」と「テクノロジー(技術)」という1920年代に沸き起こった国際的なモダニズム運動のキーワードを掛け合わせた造語です。モダニズムが目指したのはこれら2つの領域を融合させ、新たな実を結ぶことでした。テクノロジーはアートを取り入れることで洗練されたものとなり、アートはテクノロジーの力で機能的で実用的なものになると信じていました。アルテックの創業者たちも同じ思いを社名に込めたのです。
創業者の精神を受け継ぎ、アルテックは今日でもデザイン、アート、建築の交点に立ち、未来への道を切り開き続けています。

Designer:アルヴァ・アアルト
 最も影響力を持った20世紀の建築家の一人であり、建築評論家のジーグフリート・ギーディオンが「北欧の賢人」と例えたアルヴァ・アアルト(1898-1976)は、フィンランドのクオルタネに生まれました。生涯、アアルトは200を超える建物を設計し、そのどれもが有機的なフォルム、素材、そして光の組み合わせが絶妙な名作として知られています。建築は家具と補完し合うものと考えていたアルヴァ・アアルトは、自身が設計した建築に合わせておのずと家具のデザインも手掛けることになります。1931 - 32 年、パイミオのサナトリウムのために開発した最初の家具デザインは世界的な注目を集め、1935年、アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトがデザインする家具、照明器具、テキスタイルを世界的に販売することを目的にアルテックを創業しました。アルヴァ・アアルトが生み出した有機的なフォルムは、のちの建築家の手本となり、彼のデザインした家具やガラスアイテムは北欧デザインが世界に広まる上で大きな役割を果たしました。建築家としてだけではなく、プロダクトデザイナーとしても高い評価を得たアアルトのプロダクトは、合理性を考えたパーツのスタンダード化、新しい曲げ木の技法の開発など、量産を念頭に置いた先進的な考えが取り込まれていました。

日常に使うものこそ美しく、心を満たすデザインでなければ-私たちアルコデザインは考えます。 例えば北欧スタイルのように、使う人の立場に立って、暮らしのデザインと真剣に向き合ってきた姿勢は、機能から生まれる美と自然との調和です。

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